活動を知る

2025年度 健康教育 第4回 「不妊症について ~働きながら治療をするということ~」

不妊治療の現状を知り、職場支援を考える

健康経営の一環として、不妊症の通院にも利用できる休暇を制度として設けられた日水コン様。制度を活用しやすい組織の風土醸成に向けて、不妊の基礎知識、当事者および周囲で支える人それぞれが知っておきたいポイントについてお伝えしました。

主催:株式会社日水コン

開催日:2025年8月18日(月)

担当者の感想

株式会社日水コン様は、人間の生命・健康に不可欠な水に関するコンサルティングサービスを通じて、世界の人々の健康に貢献なさっておられます。また、経営資本は「人」であるとのお考えのもと、会社として「健康」を経営課題ととらえ、会社と社員、そして家族が、より安心して、自分らしく働ける会社を目指されていて、その一環として、不妊症の通院にも利用できる「ウェルネス休暇」を導入されました。この制度を社員の皆さまへ広く周知し啓発していきたいとのお考えから、「不妊に関する基礎知識と、働きながらの不妊治療の大変さを伝えてほしい」とのご依頼があり、今回のウェビナー講師を担当させていただきました。

ウェビナーでは、私自身、働きながら不妊治療をしていた経験があるため、なるべくリアルな体験を元に、なぜ大変なのかをわかりやすくお伝えしました。社員の7割が男性であると伺っていたので、男性の不妊についても触れながら、不妊治療をさまざまな角度からご理解いただけるよう努めました。
また、働きながらの不妊治療を考える時に忘れてはならないこととして、「会社に属しているということは、『仕事を遂行する』という目標があり、その目標を共有している仲間がいるということ。共通の目標を見失わずに、できることとできないことを頭と心で理解し、頼るところは頼る、という選択肢も時には必要であること」をお伝えしました。これは過去の私自身に伝えたいことでもあります。また、周囲で支える方に向けても、どのような点を意識して支えていけばよいのかについてお伝えさせていただきました。
あらためまして、このような機会をいただけましたことに、感謝申し上げます。日水コン様の今後のさらなるご発展を祈念いたしますとともに、今回のウェビナーが、誰もが働きやすいと感じる職場環境へさらに発展していく一助になりますよう、心から願っております。
(担当: 河村 さやか / Fine公認 不妊ピア・カウンセラー)

Fine(2025年9月18日)

ページの先頭へ