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オンラインイベント「不妊治療の今とこれから」

みんなで話そう、妊活のこと

不妊治療とはどのような治療なのか、不妊治療を受ける人の割合や体外受精など生殖補助医療で生まれる子どもの数など、そして不妊治療の4つの負担について、オンラインでお伝えしました。

主催:聖教新聞社・青年企画部

開催日:2025年9月13日(土)

担当者の感想

聖教新聞社様の青年企画部主催のオンラインイベントで、「みんなで話そう、妊活のこと」と題して、講演を行ないました。本イベントは、私が聖教新聞の取材を受け、ウェブサイトに記事『〈インタビュー〉「不妊」を普通に話せる社会に』が掲載されたことがきっかけで実施されたものです。

参加者からは事前に具体的な質問をたくさんいただきました。例えば、当事者の方からは、病院の選び方や治療への向き合い方、パートナーとの気持ちの合わせ方など、さらには、仕事との両立についての考え方や、治療のやめ時、実子以外の選択肢の考え方にいたるまでの質問が多くありました。また当事者が抱える精神的な負担として、他人の妊娠を喜べない自分に対しての自己嫌悪の気持ちや、治療でうまくいかないときの気持ちの持ち上げ方、人と比べてしまってつらくなるなど、今、感じていらっしゃるであろうお気持ちも、質問としていただきました。私からは、自分の体験をもとにお答えしたり、一人またはカップルだけでは煮詰まってしまうことも第三者に話をしてみると気持ちが整理できたりすることから、Fineの不妊ピア・カウンセリングや、他の心理士などに相談するのもよいかもしれないとお話ししました。

また、当事者以外の参加者からは、「不妊の経験がない立場として、不妊治療をしている人がどのような気持ちでいるのか、また、どのような声かけをすればよいのかわからない」といった質問がありました。これに対して私からは、過度に気を遣ったり、励まそうとしたりする必要はなく、「いつでも話を聞くよ」という姿勢で寄り添っていただくだけで、当事者は十分にあたたかさを感じられることをお伝えしました。

このような機会をいただいたき深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
(担当: 野曽原誉枝 / Fineスタッフ)

Fine(2025年12月7日)

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