「患者が望む不妊看護」
Fine理事長・松本亜樹子の講演の後、6つのグループに分かれてのディスカッションにそれぞれ参加させていただきました。
主催:一般社団法人JISART(日本生殖補助医療標準化機関)
開催日:2009年5月30日(土)
担当者の感想
46名の看護師の方々の参加があり、講演は以下の盛りだくさんな内容でした。
・Fineの成り立ち(~なぜ当事者が活動を始めたのか)
・当事者としての活動(抜粋)
・不妊体験談(医療者とのかかわり)
・不妊のゴールを考える
・アンケート結果から「患者が看護師さんに望むこと」
・コミュニケーションスキル(コーチングコミュニケーション)
続いての6つのグループに分かれてのディスカッションのテーマは「患者(夫婦間)にみられる問題」、「治療進行にともなう問題」、「患者(本人)がかかえる問題」、「流産後の対応」、「医師とのかかわり」、「患者会運営」でした。それぞれのテーマに対して、看護師さんたちがこれまで経験してきた実際のケースがあらかじめ集められており、それについて“うちのクリニックではこうする”とか“私だったらこうする”というケース・スタディのディスカッションでした。
講演では、皆さん非常に熱心に聞いてくださり大切なご質問もいただきました。普段どんな風に患者さんに接していらっしゃるのかが目に浮かび、とてもうれしくなりました。ホントにいい時代になったなあ、と思います。
(松本亜樹子/Fineスタッフ)
私たちは、子どもが授かる夢をみて治療を頑張っています。でも、それがダメだったときは、心も不安定になってしまいがちです。そんな心の不安を抱えている患者の気持ちを、どうしたら少しでも楽にすることができるのだろうか、どうしたらその方たちの気持ちに寄り添うことができるのだろうか? と、日々考えてくださっている姿を、今回のディスカッションで改めて感じることができました。
(理子/Fineスタッフ)
患者としてのお気持ちなどをお伝えしているときは、皆さん一斉に熱心にペンを走らせておられたのを見て、少しでも患者を知って看護に役立てたい、との思いの強さにたいへん感激しました。
(きんたろう/Fineスタッフ)
こんなにも、患者の状況や気持ちを真剣に考えてくださっていることに、心から感動し感激しました。看護師さんは患者の心強い味方であることを、あらためて実感し、ありがたく思いました。
(わこ/Fineスタッフ)
こんな素敵な看護師さんたちに会える患者さんは、通院が辛くて大変と思う気持ちが減るのではないかと思いました。とても勉強になり充実した一日でした。
(メロン/Fineスタッフ)
お休みの日に日本全国から集まり、私たちのことを考え勉強されている真摯な姿を目の当たりにし、感謝の気持ちでいっぱいです。このことを私たちは全国の不妊当事者に伝えていきたいです。
(あんあん/Fineスタッフ)