担当者の感想
山口県主催の「不妊を考える集い」で、講演をさせていただきました。山口県では、不妊当事者に対するサポートをいち早く始められ、不妊治療に対してもさまざまなサポート制度があります。この集いは「子どもを生みたいと望む方が生みやすい環境づくりを進めるため、多くの方に不妊についての理解と関心を深めていただけるよう、不妊に関する講演等による普及啓発を行なう」ことを目的に、毎年実施されているそうです。
当日のプログラムは講演が3つと、その後個別相談。
まず「不妊症と不育症」というタイトルで山口県立総合医療センター総合周産期母子医療センター部長の中村康彦先生がお話しされ、次に「不妊専門相談センターの紹介~電話・メール相談から感じること~」を山口県立総合医療センター内不妊専門相談センター保健師 長尾登志枝先生がお話しされました。私は最後に「不妊当事者からのメッセージ」というタイトルで、自分の経験や友人の経験を踏まえて、今現在不妊の悩みを抱えている真っ最中の皆さんに向けて、お話をさせていただきました。
当日会場には、カップルの姿も多くみられ、ご夫婦で支えあうようにして、すべての講演を熱心に聴いてらっしゃる姿が印象的でした。このように地域で「不妊当事者」や「不妊治療」をサポートしていただけるのは、心強いことだなぁと実感しました。このような取り組みがもっと広がるといいなと、しみじみ嬉しく思いながら、山口を後にしました。
(担当:松本亜樹子/Fineスタッフ)