「不妊相談に求められていること~不妊当事者が望む心理的サポートについて~」
鹿児島県「不妊専門相談センター事業」の従事者研修会で、「不妊相談に求められていること」という題で講話させていただきました。
開催日:2011年5月26日(木)
担当者の感想
最初に、医療法人碩済会フィオーレ第一病院 山元慎一院長先生による「不妊症の基礎知識」の講話がありました。とても楽しく、不妊治療の医学的知識をわかりやすくご説明していただきました。
次に、私は不妊当事者の立場から「不妊相談に求められていること~不妊当事者が望む心理的サポートについて~」をお話させていただきました。
まずは、Fineの活動内容について、実際に感じている心理的負担はどんなものか、望んでいるサポートはどんなものか、といった順にお話させていただきました。
Fineが行なったアンケートや自分自身の体験談を交えながらの話に、皆さまうなずきながら熱心に耳を傾けてくださいました。
終了後のアンケートでも「不妊に悩む方の話をきくことができとても貴重だった」「一人ひとりの現状をできる範囲で把握しながら思いを傾聴できたらと思う」などの感想をいただきました。
各保健所・市町村・指定医療機関の相談窓口に従事していらっしゃる方が集まっての研修会だったため、他のところではどんな対応をしているのかと情報交換も活発で、参加した皆さまが不妊相談体制の充実ということに熱心に取り組んでいただいていることを強く感じました。
梅雨入り直後の鹿児島でしたが、県庁から眺める桜島は雄大で、見ているだけでパワーをもらえました。今度はゆっくり観光にも行きたいと思いました。
(担当:堀田 敬子/Fine公認ピア・カウンセラー)