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第24回茨城不妊臨床懇話会

「ピア・カウンセラーからのメッセージ」「当事者としてのサポート現場より」

茨城県産婦人科医会様の催しで、「不妊や不妊治療とのお付き合いについて」と「ピア・カウンセラーや不妊当事者支援団体の役割について」、お話しさせていただきました。

主催:茨城県産婦人科医会 

開催日:2013年6月30日(日)

担当者の感想

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茨城県産婦人科医会様では毎年2回、一般の方が対象の「市民公開講座」と、医療関係者が対象の「不妊臨床懇話会」が開催されています。

今年の「市民公開講座」では、テーマを「不妊と不育を考える」として、慶應義塾大学教授の吉村泰典先生からは「わが国の生殖医療の展望」について、そして富山大学教授の齋藤滋先生からは「知ってください、不育症のこと」についてのご講演がありました。
吉村先生、齋藤先生のお話は、不妊治療や不育症について、一般の方にも大変分かりやすいお話で、治療と主体的に向き合うために必要な情報が満載のものでした。ピア・カウンセラーとして活動する私にとりましても、とても有益な時間となりました。
この「市民公開講座」で私からは、「ピア・カウンセラーからのメッセージ」というテーマでお話しさせていただきました。
体験者として、またピア・カウンセラーとして、今、不妊や不妊治療に向き合われている方に「どのように不妊や不妊治療とお付き合いし、夫婦で向き合っていくのか」と「いろいろとやり過ごすことが難しいことも起こり得る治療過程で、自分らしい時間を大切にすること」、そのためには、どのようなサポートを利用できるのか、についてお話しました。
会場内には、多くの方々が参加され、それぞれのお立場で不妊を捉えようとされているご様子がうかがえました。

午後からは「茨城県不妊臨床懇話会」で、医療関係者の方々の専門的な情報交換の後、「当事者としてのサポート現場より」というテーマでお話しいたしました。
Fineでは、不妊ピア・カウンセラー養成講座を2005年から実施し、多くの修了者を出しています。団体で実施するピア・カウンセラーによる相談業務について、このほど相談概要をまとめましたので、それについてのご報告と、当事者だからできる支援の意味や役割について、お話しいたしました。

「市民公開講座」「不妊臨床懇話会」とも講演を担当させていただけることは、自分自身の活動の振り返りや、ピア・カウンセラーに何が求められているのかを考える機会になり、本当に貴重な経験をさせていただけたと改めて思いました。
お声がけいただきました石渡産婦人科病院院長・石渡勇先生、銀座ウィメンズクリニック名誉院長・鈴木秋悦先生はじめ、座長の筑波学園病院・枝元直子先生、ご準備に携わられたみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

(担当:中辻 尚子/Fine公認ピア・カウンセラー)

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Fine (2013年11月15日)

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