患者から見た不妊治療の現状と課題
一般誌やメディア関係者に、不妊治療の現状と課題というテーマで、患者の立場から身体的な負担と時間的な負担などについて講演しました。
開催日:2014年11月28日(金)
担当者の感想
フェリング・ファーマ株式会社様により、日本初のプロゲステロン腟坐薬(ルティナス®腟錠100mg)が12/5に販売開始されるのを記念した一般誌やメディア向けプレスセミナーが開催され、Fineに講演のお声かけをいただきました。
Fineは、2009年8月12日に厚生労働省へ「黄体ホルモン補充製剤プロゲステロン腟座薬の承認要望書」を提出していましたので、今回承認され日本初のプロゲステロン腟坐薬の販売が実現したことは不妊当事者にとってとてもありがたいことだと思います。
講演では、私から「患者から見た不妊治療の現状と課題」というテーマで、Fineが実施したアンケートから見えた近年の不妊治療の現場における当事者たちの現状や課題、特に不妊治療による“身体的な(からだの)負担”や“時間的な(時間の)負担”、“治療と仕事の両立”の現状と課題についてお話しさせていただきました。そして、プロゲステロン腟坐薬のルティナス®腟錠100mgが販売開始するにより、患者の抱える数ある負担が少しでも軽減されることを願って講演を終了しました。
次に医療法人財団順和会山王病院リプロダクション 婦人科内視鏡治療センター センター長 藤原敏博先生の「日本における体外受精の現状と新しい展開」のご講演。藤原敏博先生は、体外受精の現状と黄体ホルモン補充薬剤についてわかりやすいご説明があり、私自身知らないことばかりで、あらためて、正しい情報を得て自分で納得した治療を選択することの重要性を感じました。Fineが不妊当事者に向けて積極的に情報提供していくことが大切だと再認識しました。
当日は、一般誌の編集担当の方や、新聞・テレビなどのメディア関係者が参加されていて、セミナー終了後に腟坐薬や体外受精などの現状についての詳細な部分の質問が多数あり、皆様の関心の高さを感じました。また、Fineへも不妊治療の課題やFineの活動についてのご質問をいただきました。そこで、メディア関係者の方より不妊治療についての企画を検討されているというお話を伺い、幅広い分野や世代の方に不妊の現状と課題について知っていただける可能性があることを嬉しく思いました。
今回お声掛けくださったフェリング・ファーマ株式会社の皆さまには、大変お世話になりました。また、このような貴重な機会を与えてくださり心より感謝しています。
(担当:野曽原/Fine スタッフ)