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平成26年度ふくしま不妊セミナー(福島市)

不妊治療中の心の葛藤と、それに対する向き合い方

不妊を体験した立場から、不妊治療中に陥りやすい心理状態やそれに対応する心構えに関する講演と、不妊当事者のおしゃべり会の進行役を務めました。

主催:福島県児童家庭課

開催日:2014年11月1日(土)

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担当者の感想

今年度のふくしま不妊セミナーは、9月20日の郡山市に続き、福島市でも開催されました。
最初は、福島県立医科大学 医学部産科婦人科学講座 医学博士 菅沼先生より「後悔しない選択をするために-ご夫婦で共に、知り・考え・選んで頂くために-」というタイトルで、不妊の原因や治療方法、加齢の問題点などをわかりやすく丁寧にご説明いただきました。
次に、私からはNPO法人Fineの簡単な紹介と、不妊治療中の自分自身のこころの動きと、不妊ピア・カウンセラーとして、つらい気持ちへの対処方法についてお話しさせていただきました。
私は、治療を受けても、妊娠できない日々が続くと、だんだん自分を否定するような気持ちになってしまい、妊娠できない自分は存在価値がないように感じて、過去の仕事をがんばっていた自分さえ、否定の材料にしてしまっていました。
でも、カウンセリングを勉強して考え方が、徐々に変わりました。
私と同じように悩んでいる方には、「人は誰でも、何かができるとかできないことには関係なく、この世界にたった一人しかいない、とても重要な存在」なのだということ。
「ときには、自分をほめたり、自分のいいところにも目を向けてほしい」ということをお伝えしました。

おしゃべり会では、3つのグループに分かれて、不妊ピア・カウンセラーが進行役を務めました。
県の担当者の方に、あらかじめグループ分けをしていただいたおかげで、どのグループもスムーズに進行することができました。
おしゃべり会のときに、私の話を聞いて、「自分をもっと大切にしていいんだって思って気持ちが楽になった」とおっしゃってくださった方がいて、とてもうれしく感じました。
おしゃべり会の時間に、菅沼先生の個別相談会も実施されました。

日頃、孤立してしまうことが多い、不妊当事者にとっては、このようなセミナーを開催していただくことはとてもありがたいことだと思います。
私も参加させていただいたことに感謝しています。
(担当:辻英美/Fine公認ピア・カウンセラー)


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Fine (2015年5月 2日)

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