担当者の感想

年数回開催される「不妊症・不育症で悩まれる方の交流会」で初めてファシリテーターを務めさせていただきました。参加者は9名で、何度も来られている方、初めての方半々くらいで、少し緊張しながらも笑顔でスタートしました。

研修室の床にシート、その上に毛布を敷くなど、冷たくないようにと細かい配慮がなされた部屋で、最初に助産師さんによるヨガ・ストレッチで体ほぐしです。血流を良くするポーズ、自分でできる範囲までのストレッチ、それから隣の人とペアになり簡単な自己紹介から肩をほぐし合うポーズへと進んでいきます。身体がほぐれていくと同時に徐々に笑い声もあちこちで起こり、とっても和やかな雰囲気になったところで交流会へと進んでいきました。
2つのグループにわかれ、しばらくしてから全員でおしゃべりという形をとりました。日ごろなかなか話せない治療中の気持ちや、病院についての情報交換、サプリメントや漢方、治療のためにそれぞれがやっていることなど、話し始めると止まらない勢いでした。2時間という時間はあっという間で、みなさん名残惜しそうなご様子でした。

「こういう機会はなかなかないから貴重です」「普段話せないことが話せてよかったです」などの感想をいただき、このような場の必要性を再確認しました。

堺市の子ども育成課では、来年度も引き続き交流会を計画されているそうです。当事者としてはこのような交流会を行政が企画してくださること、また1回だけでなく定期的に実施していただけるということはとてもありがたいことだと感謝しています。
（担当：堀田敬子／Fine 公認ピア・カウンセラー）