担当者の感想

今年度も堺市では「不妊症・不育症で悩まれる方のための交流会」が開催され、その一回目の交流会で進行役を務めました。
今回はプレイルームという絨毯敷きのお部屋で、座布団を敷いて丸くなるというリラックスした雰囲気の中で行なわれました。

参加される方の緊張をほぐすようなアイスブレイクのご要望がありましたので、今回はカラーカードを使ってみました。「その時の気分のカラー」を選んでいただき、それについて順番に少し話をして自己紹介にうつりました。
全部で128枚のカラーカードは同じ色でも微妙に色合いが違います。みなさん、ぱっとカードを選んでいらして、「いつも好きな色は濃い色ですが、今日は明るい気分なのでこっち」など話しながら和やかにスタートしました。
治療で迷っていることを少し先に経験している方に聞いてみたり、旦那さんとの気持ちのずれなどの話になると全員がうなずいていらしたりと、気持ちを共有されている様子がうかがえました。
今回は、スタッフとして女性医師の古元先生がご一緒されていましたので、医学的なことなどのお話をして頂けて、私も改めて基礎的なことを確認でき勉強になりました。
「このような不妊の話ができる場が周りになかったので、思い切って参加してみました。おかげですっきりしました」との感想や「みんな同じ気持ちなんだと思えて良かったです」との感想があり、とてもうれしく思いました。

孤独感を感じがちな不妊当事者にとっては、このような会を開催していただくことはとてもありがたいことだと思います。
進行役をさせていただいた私もパワーをもらえました。ありがとうございました。
（担当：堀田敬子／Fine 公認ピア・カウンセラー）