担当者の感想
今年度2回目の「不妊症・不育症で悩まれる方の交流会」でファシリテーターを務めさせていただきました。
参加者は7名。前回に続いて参加いただいた方や初めての参加の方もいらしたのですが、まず30分ほど助産師さんによるヨガストレッチで、からだをほぐしながらのスタートでした。徐々に場の空気も和らいでいくのを感じました。ストレッチは血流を良くする動きが中心で、簡単な動きなのですが、少しの時間で汗ばむほど。「汗かいてきました~」と自然に笑顔が広がっていきます。次に「二人ペアになって、交流会で不妊のことは話すので、それ以外のことで少しお話してください」と話し始めてもらった頃には笑い声も聞かれるほどでした。
その後、全員で丸くなって交流会スタートです。テーマを特に設けずに参加された方が話したいことを話していくという形で、まずは自己紹介。
さまざまな治療段階の方がいらっしゃることがわかりましたが、質問が出ると誰かが答えたり、同じ体験が聞けて安心できたとおっしゃる方もいたり、いろんな話ができたことがお互いの参考にもなったようでした。「不妊のお友だちが欲しくて来ました」と一人が話すと、全員がうなづいていらっしゃり同じ思いで来られているのが伝わってきました。時間が若干オーバーしてもなかなか話は尽きず、アンケートを書きながら連絡先の交換をされるなどの場面も見受けられました。
不妊治療をしている人数は年々増え、妊活という言葉でメディアなどで語られるようになった今でも、仲間とつながるのは難しいことなのだなと改めて思いました。
このような交流の場を、行政側が定期的に開いてくださることは、当事者にとっては安心して気軽に参加できることにつながると感じます。
今回もお世話になりました。
(担当:堀田敬子/Fine公認ピア・カウンセラー)