「患者が求める医療施設および医療従事者(医師、培養士、看護師)」
第33回日本受精着床学会総会・学術講演会で、患者の立場からの講演を行ないました。
主催:日本受精着床学会
開催日:2015年11月27日(金)
担当者の感想
第33回日本受精着床学会総会・学術講演会で教育講演をさせていただきました。日本受精着床学会とは、「受精ならびに着床に関する研究を推進して、生殖学の発展に寄与し、人類の幸福に貢献する」ことを目的に昭和57年(1982年)に設立された学会です。
事業内容としては、(1)学術集会の開催(2)各種の学術的調査および研究(3)関連学術団体との連絡および提携(4)会誌の発行などで、年に1回の学術講演会には、数多くの医療者やコメディカルの会員の皆さまが参加されます。そのような場での教育講演ということでとても緊張しましたが、貴重な機会をいただき光栄に思いました。
今回、講演内容として、「医療従事者に対する患者の気持ちや要望を聴かせてほしい」というリクエストをいただきましたので、Fineがこれまでに実施したアンケートの中から、『不妊治療施設とのコミュニケーションアンケート』、『求める医療施設アンケート』などの結果を集め、不妊治療を行なっている患者の現状をお話しさせていただきました。限られた時間内に多くの要素を凝縮した内容でしたので、少々駆け足気味ではありましたが、講演後にはご質問をいただき、また終了後にも会場内で講演内容についての感想やご質問などいただいたりして、ご参加の皆さまが真剣に聴いてくださったことが感じられ、とても嬉しく思いました。
Fineでは定期的にさまざまなアンケートを実施していますが、どれもメディアに取り上げられたり、学会などでも高い評価をいただいています。これからも当事者の声を集めて届ける活動を続けていきたいと思います。
(担当:松本亜樹子/Fineスタッフ)