不妊治療を通して経験したこと…そして今伝えたいこと
体験談、治療を卒業した後の話を聞けて、今後の自分の未来を考えられてとても参考になりました。 (参加者の感想)
開催日:2015年11月7日(土)
担当者の感想
千葉県印旛健康福祉センタ―地域保健課では、医師・助産師による不妊相談事業の一環として不妊講演会を開催されています。
日頃の不妊相談で、不妊治療を受けている方から、相談相手がおらず辛いことや、治療をいつまで続けるかについてのお悩みの声などがよく寄せられているそうです。
そこで初めてFineにお声掛けくださいました。
今回の不妊講演会は、同じ悩みを抱えている方がいることを知ってもらい、治療やクリニックについて夫婦で考えていただくことを目的に医師による講演と体験談発表を盛り込んでくださいました。
当日は、ご夫婦での参加の方も含め、9名の方がお集まりになりました。
はじめに、淡路ウィメンズクリニック院長 淡路正則先生による「不妊治療に関する悩みの解消に向けて」のご講演があり、不妊を取り巻く環境や不妊に関する基礎知識、最近の治療法の傾向、男女それぞれに向けた書籍の紹介など、幅広く不妊の方をサポートする情報を伺うことができました。
続いて、私からは体験談「不妊治療を通して経験したこと…そして今伝えたいこと」を発表させていただきました。治療を始めてから子どもを持つことを諦め、夫婦二人の日常に戻るまでの内容でした。
発表後には、質疑応答の後、参加者全員の方から感想をうかがうことができました。そこでは、現在それぞれが抱えていらっしゃる悩みや気持ち、治療で感じる不安、疑問などについてもお話しになり共有することができ、非常に充実した時間となりました。普段はあまり不妊の悩みを話す場がない方が多かったようで、時間をオーバーする程、話は尽きませんでした。
一当事者である私の不妊治療経験が、これから治療を検討されている方、また現在治療に向き合っていらっしゃる方たちにとって少しでもお役に立てることができたら幸いです。
(担当:寺島薫/Fine公認ピア・カウンセラー)