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平成28年度女性の健康相談従事者研修会

不妊に悩む人に寄り添う伴走者になろう

鹿児島県内の不妊相談に関わる保健師、病院職員の方へ、自分自身の体験や不妊当事者がどのようなことを負担に感じているのかについてFine実施のアンケートや事例を通して、お話しさせていただきました。

主催:鹿児島県保健福祉部子ども福祉課

開催日:2016年7月29日(金)

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担当者の感想

鹿児島県主催の女性の健康相談従事者研修会にお声がけいただき、Fine公認ピア・カウンセラーとしてお話させていただきました。
まず、はじめに竹内レディースクリニック院長の竹内先生から「不妊相談に必要な治療の基礎知識」についてご講話いただきました。不妊治療についての基礎的なことから最新の治療法まで大変わかりやすい内容で、ピア・カウンセラーとして活動していく上で必要な医療情報も多く、改めて確認させていただく有意義な機会になりました。
次に、私から「不妊に悩む人に寄り添う伴走者になろう」というテーマでお話しさせていただきました。自分自身の体験から、治療当時の思いや終結後に自分の不妊体験を受け入れた過程についてお話ししました。またFineが実施したアンケートの結果から当事者が負担に感じている経済的、時間的な負担についてもお伝えさせていただきました。私はピア・カウンセラーとして活動していますが、お子さんを授かった後も不妊を体験したことが影響している方や、治療をがんばってこられても終結という形を選択される方など、さまざまな状況の当事者がいらっしゃり、カウンセリングでは、どのようなことに気をつけて向き合っているか、心がけていることをお話しさせていただきました。
研修会に参加された方々からは、日頃から不妊当事者のためのサポートに取り組んでくださり、当事者の思いを知ろうとしてくださっていることが感じられ、当事者としてとても心強く、ありがたかったです。
終了後は県庁の展望室へご案内いただき、雄大な桜島を眺めることができて、感激しました。今回、行政の立場で不妊相談に携わっている皆さまに当事者の一人としてお話をさせていただく貴重な機会をいただき感謝申し上げます。ありがとうございました。
(担当:安井幹子/Fine公認ピア・カウンセラー)


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Fine (2016年11月21日)

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