おしゃべり会
白河市で開催された「福島県不妊セミナー」にて、ピア・カウンセラーがおしゃべり会のファシリテーターを務めました
開催日:2016年12月10日(土)
担当者の感想
白河市にて開催された平成28年度福島県不妊セミナーにピア・カウンセラー3名が参加させていただきました。
今年度の福島県不妊セミナーは、日時を変えて、会津地区、県北地区、県南地区の3会場で開催され、それぞれおしゃべり会と医師又は不妊症看護認定看護師による個別相談会が実施されました。
参加される方が、ご自分の都合に合わせて会場を選ぶことができます。
第3回は白河市の県南保健福祉事務所にて実施されました。時折小雪が舞う中、多くの方が参加してくださいました。
当日のプログラムは、最初に80分間のおしゃべり会を実施し、終了後に福島県立医科大学の菅沼医師と不妊症看護認定看護師の尾形さんによる個別相談がありました。
おしゃべり会は、2つのグループに分かれて始めましたが、カップルで参加された方から男性のみで話したいという希望が出たため、途中から男性のみのグループを増やし、3グループで実施しました。
どのグループも会話がはずんでおり、カップルで参加された方にとってはお互いに聞かれることを意識しなくてもいい場になったことで、本当の気持ちを話すことができた方もいたのではないかと思います。
次の個別相談では、順番を待つ間も参加者が心細くならないように、ミニおしゃべり会のような話ができる時間を設けるなど配慮されたスケジュールを組んでいただきました。
このような会に初めて参加するときには不安を感じることもあると思いますが、このセミナーについてスタッフのみなさんが、当事者へひとりひとり丁寧に声をかけてくださったおかげで、勇気を出して参加された方もいらっしゃったと思います。私も、気持ちを話すことでこころの負担を軽くするおしゃべり会のお手伝いができたことをうれしく思います。またこのような場をつくっていただいたことに感謝しています。
(担当:辻英美/Fine公認ピア・カウンセラー)
私のグループの方々は情報交換されながらお互いに共感し合い話を深めていらっしゃいました。
赤ちゃんを授かるのによいといわれる情報があふれている中で、何を選択していいか教えてほしいという切実な声が多く挙がっていました。私も当時同じように感じていたことを思い出し、皆さまがその深刻な悩みをどれほどの精神力で抱えておられるかをあらためて重く受け止めました。
(担当:今井万里子/Fine公認ピア・カウンセラー)
参加者の方の関心は、赤ちゃんを授かるためのカラダ作りや有効な方法などの情報交換が主でした。日頃、なかなか不妊治療について安心して話せる場がないこと、今回、その機会を得ることができた喜びの声などをいただき、皆さまがこのセミナーの参加を喜んでくださっている様子が伝わりました。また、このような不妊の不安を相談できる場に関する情報提供のご要望などもいただきました。
(担当:加納由絵/Fine公認ピア・カウンセラー)