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不妊症・不育症で悩まれる方の交流会・個別相談会

交流会と個別相談会

不妊ピア・カウンセラーとして、不妊症・不育症で悩まれる当事者の交流会のファシリテーターと個別相談を担当しました。

主催:堺市 子ども育成課

開催日:2017年1月26日(木)

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担当者の感想

堺市子ども育成課主催の「不妊症・不育症で悩まれる方の交流会」でファシリテーターを務めさせていただきました。
最初の30分は助産師さんによるからだほぐしヨガでした。二人一組になり簡単な自己紹介の後、体を動かしていきました。和室でしたので気兼ねなくポーズが取れます。徐々に軽く汗ばむほどで「妊活のためにもこの程度の運動が代謝をあげたり自律神経を整えたりするのによい。からだがほぐれると言葉もほぐれてくる」などのお話を聞きながらみなさん笑顔で取り組んでいらっしゃいました。

その後、全員で丸くなって交流会スタートです。テーマを特に設けずに参加された方が話したいことを話していくという形で、まずは自己紹介です。同じ不妊治療中の方でも始めて間もない方や少し進んでいる方、まだ実際には不妊治療をされていない方、治療を止めてしまって気持ちの整理をしている段階の方などと、治療段階がかなり違っていましたが、お一人おひとりの体験にみなさんがじっくりと耳を傾け、共感も深まっていくように感じました。「私ばっかりと思っていたけど、ここでそうでないことがわかったし、交流会の中で泣けてよかったです」「参加するかどうかすごく迷っていたのですが、来てよかったです」という言葉にみなさん大きくうなずいていらっしゃいました。

今回は、交流会前に個別相談を1枠設けて、個別にご相談もお受けしました。お部屋を一つ別にお取りいただき、プライバシーが守られる空間でじっくりお話を聞かせていただきました。一回ですべてが解決するものではありませんので、今後も話ができるところの情報提供を行ない終了となりました。気持ちを受け止め、共に在るだけでも「こんなに楽になる」と感じていただけたようでした。

堺市子ども育成課では、不妊症・不育症で悩む方に対して、交流会、個別相談、そして年一回の講演会を開催するなど、幅広い取り組みを続けてくださっています。孤立しがちな当事者にとっては行政が場を作り、支援を続けてくださることはとてもありがたいことだと感じています。今回もとても豊かな時間をご一緒させていただき感謝いたします。
(担当:堀田敬子/Fine公認ピア・カウンセラー)


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Fine (2017年3月27日)

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