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県民公開講座「2人で進もう、2人を支えよう」(秋田県)

体験者からのメッセージ

秋田県主催のイベントで、不妊や不妊治療の現状、Fineが実施したアンケート結果の紹介、体験談などをお話ししました。

主催:秋田県健康福祉部健康推進課

開催日:2017年11月19日(日)

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担当者の感想

秋田県主催で毎年開催されている「幸せはこぶコウノトリ(不妊治療総合支援)事業」の県民公開講座「2人で進もう、2人を支えよう〜もっと不妊を知って分かり合うために〜」が2017年11月19日、秋田ビューホテルにて行なわれました。このたびもFineにお声がけをいただき、体験者としてお話ししました。

講演1は、HORACグランフロント大阪クリニック院長の森本義晴先生が「体質改善と最先端技術を使った質の良い卵子のつくり方」をテーマにお話しされました。「卵子から若返ろう!」という最前線の話題、具体的な運動や生活習慣などのお話とともに、「赤ちゃんは来るものだから、来やすい環境にしておくことが大事。体をゆるめましょう」という言葉が印象的でした。

講演2は「体験者からのメッセージ」として、私がFineの活動やアンケート結果、日本の不妊治療の現状、そして自分の不妊体験を話しました。

それぞれ1時間ずつ、2時間におよぶ講演でしたが、参加者の皆さんは、ステージに目を向け、話に熱心に耳を傾けてくださいました。

講演のあと、質疑応答がありました。参加申込時に事前に受け付けた質問と、当日講演の後に受け付けた質問です。日頃の治療の疑問や治療のステップアップへの迷いなど、多くの質問が寄せられました。
このように直接相談できる機会は、当事者にとって、とてもありがたいことだと思います。なかなか赤ちゃんが授からないとき、相談する場が見つからず、ひとりで抱えてしまう人も多いものです。自治体の窓口やこうした場で相談できることは貴重な機会であり、秋田県様の県民の皆さんへの思いを感じました。

「体外受精に進むかどうか迷っている」という相談には、自分の体験を思い出しながら、私なりの考えをお伝えしました。治療まっ最中のときは思いが先がたって、なかなか考えをまとめることができなかったのですが、治療を終えてある程度時間が経った今だからこそ、話せることがあるのだと感じました。

今回の講座には、日頃、相談窓口で対応されている行政の方が数多く参加されていたとのこと。当事者とそれを支えるサポーター、双方の皆さまにお話を聞いていただくことができ、たいへん貴重な機会となりました。
毎年このような場を設けてくださり、運営にご尽力くださった秋田県健康福祉部健康推進課の皆さま、そして会場に足を運んでくださった皆さまに、心より感謝いたします。

初雪がちらつく寒い日でしたが、秋田県の皆さまの熱い思いに触れ、あたたかい気持ちで会場を後にしました。
(担当:高井/Fineスタッフ)


Fine (2018年1月24日)

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