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不妊を考える集い「もっと知りたい!不妊のこと」

男性不妊治療体験談~当事者からのメッセージ~

山口県主催のイベントで、男性不妊の不妊治療体験談とFineの活動内容についてお話させていただきました。

主催:山口県健康福祉部こども・子育て応援局こども政策課

開催日:2018年3月11日(日)

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担当者の感想

山口県主催の「不妊を考える集い」にお声掛けいただき、当事者の立場から講演をさせていただきました。当日は、講演の後に医師や臨床心理士による不妊専門相談会も行なわれるとのことで、ご夫婦による参加も見受けられました。

講演は私を含め3人で、始めに、山口大学大学院医学系研究科産科婦人科学准教授の田村博史先生が「不妊症、不育症~正しい理解のために~」と題して、不妊の原因や治療法、不育症についてわかりやすくお話をされました。続いて、山口県立総合医療センター婦人科診療部長の中村康彦先生が「不妊症に対する行政からのサポートとその実績」と題して、山口県の取り組みについてお話をされました。山口県内で体外受精を行なう方の半分以上が県外で治療を受けていることに驚きましたが、県内の不妊治療による妊娠率や生産率(赤ちゃんが生きて産まれる率)は全国と比べて遜色ないとデータに基づいてご説明され、ぜひ県内で治療をしてくださいとのメッセージが心強く感じられました。

そして、私からは「男性不妊治療体験談~当事者からのメッセージ~」と題して、男性不妊が原因で不妊治療に取り組んだ体験と、Fineの活動について説明しました。不妊治療における気持ちの葛藤、自分に原因があるにも関わらず妻が肉体的にも精神的にも苦痛を感じることに対する妻への申し訳なさなど、当時感じたことについてお話をさせていただきました。参加された皆さまからは「体験談と自分を重ねてしまい、涙が出た。夫婦でこのセミナーに参加できて、本当に良かった」「前向きにがんばりたいと思った」「不妊治療が恥ずかしいと思っていたが堂々としようと思った」などの感想をいただきました。

山口県では、この「不妊を考える集い」を平成16年度から開催されているそうです。当日は山口県議会の方も5名参加されており、議会の関心も高いように感じられました。また、不妊治療において国が自治体を通じて一部費用を助成している治療は体外受精と顕微授精のみですが、山口県は県独自の事業としてタイミング法からの支援(但し、所得制限あり)があり、手厚く先進的な取り組みをされています。
【山口県の不妊治療費補助制度】
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a13300/hunin/shien.html

運営にご尽力くださった山口県健康福祉部こども・子育て応援局こども政策課の皆さま、そして会場に足を運んでくださった皆さまに、心より感謝いたします。ありがとうございました。
(担当:河合 克俊/Fineスタッフ)

Fine (2018年4月10日)

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