実施内容
安藤哲也代表による開会のご挨拶。
イクボス企業同盟は、ファザーリングジャパンのイクボスプロジェクトの一環で、その企業同盟には191社(2018年9月17日現在)が加盟しています。(以下、イクボスの説明はファザーリングジャパンのHPより)
「イクボス」とは、職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことを指します(対象は男性管理職に限らず、増えるであろう女性管理職も)
この定例会に、株式会社Will Labの小安美和さんと登壇させていただきました。
参加者は加盟企業の人事の皆様で、140名ほど参加されました。
私たちは40分というお時間をいただき、「不妊治療と仕事の両立」に関する課題をミニ講演と、グループワークで皆さんにお考えいただきました。ファシリテーターや小安さんと、白河桃子さんです。
グループでは「不妊治療に対するサポートがすでにある」と言った先進的な企業の方から、「まだそういった課題はでてきていない。これから考えたい」という企業まで、数多くの方がいらっしゃり、活発なディスカッションが行われていました。小安さんからは働く女性にとって、なぜ不妊治療との両立が難しく、ひいてはなぜそれが社会課題になっているかといった解説、白河さんからは治療はカップルの問題であり、女性だけの問題ではない。男性も考える必要がある。などのコメントもいただきました。さらに会の締めくくりでは育休後コンサルタントの山口 理栄さんが、「企業内には様々な人がいる。育休の後の復職の人、不妊治療をしている人、未婚の人など、これからの企業は多様な人材を受け入れていく必要がある。とコメントされ、その通りだと感銘を受けました。
さまざまな事情を抱える従業員を大切にし、その人のキャリアも人生も応援しながら業績も上げ、働きやすい、働き甲斐のある社会をつくるという理念のもと、日頃から積極的に活動されている皆様のお話は大変刺激になりました。そしてそうした皆様に不妊治療という課題を提起する機会をいただけたことに改めて感謝いたします。
(担当:松本亜樹子/Fineスタッフ)