担当者の感想

堺市子ども育成課主催の「不妊症・不育症で悩まれる方の交流会」で進行役を務めさせていただきました。

6月と1月の年に二回開催される交流会のうち、寒い1月は身体を温めてほぐしてからお話ができるように、初めに30分ほどのヨガを行ないます。助産師の方のリードで、呼吸法から始まり、ペアワークで二人一組になるころには、気持ちもほぐれてあちらこちらで笑い声が聞こえてきました。「ペアワークは夫婦で行なってください」との声掛けに「これならできそう」「やってくれるかな～」など段々とにぎやかになっていきました。続いて簡単な自己紹介をして、そこから先は参加者の方に自由にお話していただきました。初めて会ったとは思えないほど最初からいろいろな話題で盛り上がりました。不妊治療の話題は夫以外とはほとんどしたことがないとおっしゃる方が多くて、「ここでこんなに話ができてよかったです」「みんな同じなのでわかってもらえてうれしかった」「来てよかったです」という感想を聞きながら、みなさん緊張しながらいらしたのだな、でも来てよかったと思っていただける場になってよかったとほっとしました。

堺市子ども育成課では、不妊症・不育症で悩む方に対して、交流会、個別相談、そして年一回の講演会を開催するなど、幅広い取り組みを続けてくださっています。次年度もこれらの支援事業は継続するご予定だとお聞きし、孤立しがちな当事者にとっては、行政が場を作り支援を続けてくださることはとてもありがたいことだと感じました。
（担当：堀田敬子／Fine公認ピア・カウンセラー）