男性不妊治療者体験談~当事者からのメッセージ~
一度立ち止まって考えることも大切であることを自分の体験を通して伝えました。
開催日:2019年3月24日(日)
担当者の感想
山口県では、多くの方に不妊についての理解と関心を深めていただくため、不妊を考える集い「もっと知りたい!不妊のこと」を毎年開催されています。昨年度に続き「男性不妊治療者体験談」のご依頼をいただき、男性当事者であるFine不妊ピア・カウンセラーが参加させていただきました。講演会の参加者は約70人で男性も多数参加されていました。
最初に「不妊症・不育症について~正しい理解のために~」と題し徳山中央病院産婦人科部長 山縣芳明先生がご講演され、次に「不妊症に対する行政からのサポートとその実績」を山口県立総合医療センター婦人科診療部長 中村康彦先生がご講演されました。先生方の講演では、わかりやすくご説明いただき、不妊治療の基礎から行政のサポート体制まで幅広い内容を知ることができました。特に県の男性不妊治療の現状や、山口県は男性不妊治療費の助成金が追加支給されることも知り、夫婦はもちろん、男性にもサポート体制がしっかりしている県であると感じました。先生方のご講演をお聞きした後は、お話ぶりやお話の内容からとても温かい気持ちになりました。
最後に「男性不妊治療体験談~当事者からのメッセージ~」と題し、私から、不妊治療中の男性当事者の気持ちをお話しさせていただきました。男性は「妻に相談したい」という思いがあること、いま一度妊活について夫婦で考えるきっかけを作ってほしいことを体験談を通してお伝えしました。そして、困ったときは当事者団体のFineにいつでも相談していただくことができることもお話ししました。
山口県健康福祉部子育て応援局こども政策課のご担当の皆さまには大変お世話になりました。このような貴重な機会をいただき、とても感謝しています。
(担当: あんこ/Fine公認ピア・カウンセラー)