【一般の方向け】
「不妊との向き合いかた~体験者からのメッセージ~」
【専門職の方向け】
「不妊の悩みを考える~さまざまな体験を通して~」
「自らの経験を交えながらの講義でとってもわかりやすく、不妊について暗いイメージを持っていた私にとってとても前向きに考えられる内容でした」(受講後アンケートより)
開催日:2019年10月19日(土)
担当者の感想
令和元年度「不妊症等に関する講演会及び不妊相談員研修会」に初めてお声がけをいただき、一般の方向けと専門職の方向けの二つの講演をさせていただきました。
青森県からお声がけをいただいたのは今回が初めてで、私どもFineの存在を知ってくださっていることが光栄で、ありがたくおうかがいしました。
当日はあいにくの雨でしたが、事前予約の方を含み、定員に近い人数の方がご参加くださり、またカップルでご参加くださった方々もいらっしゃいました。こうした講演会に参加して、二人で一緒に考えたり感じたりすることは、不妊当事者にとって大切なことなので、参加してくださった勇気を嬉しく思いました。
第一部の一般の方向けの講演では、不妊の各段階における当事者の悩みや気持ちについて話をさせていただきました。第二部の専門職の方向けの講演では、まず青森県健康福祉部こどもみらい課の方から「特定不妊治療費助成事業」と「里親制度」の説明があり、続いて私から当事者の課題として、主に「不妊治療の経済的負担」と「仕事と不妊治療の両立について」お伝えしました。皆さま終始真剣に聞いてくださり、終わってからも数名の方からお声がけいただいたり、コメントをいただいたりして感激しました。
今回お声がけくださり、事前に多くのご準備をしてくださった弘前大学医学部付属病院の福原先生、またご担当くださった青森県健康福祉部の細川さまにも大変お世話になり、心から感謝しています。
(担当:松本亜樹子/Fineスタッフ)
・私は不妊治療当事者です。親しい人にも当事者がおらず、同じ悩みをなかなか分かち合う人もいないので、今日の講演をとても楽しみにしていました。心無い声をかけられることもあるので、もっと正しい情報を知ってほしい思いもありました。Fineさんの存在を知れたことが、とても嬉しいです。講演も自分を重ねてしまいました。
・不妊治療のゴールは、その人自身の受け止め方なのだと思うことができました。
・今のHappyを考えてみよう、前向きに生きてみようと思うことができました。子どもを授かることができず、自死を考えたこともありました。今日お話を聞くことができて本当に良かったです。
・医療職(MW)の自分たちにもう少しできることがあれば・・・そういう面でのサポートを聴きたい。
・内容が充実していて、もっと聞きたいと思いました。先生もお話がやや駆け足だったように感じます。体験を交えたお話はとても心に響きました。
・とても分かりやすく、不妊の方たちの想いや悩みを教えてくださり、非常に勉強になりました。
・日常の業務の中で、不妊に悩まれている方に今後も寄り添っていきたいと思いました。
・もう少し、当事者の方に寄り添えたらと思います。勝手に、当事者同士のほうが話しやすいと考えていましたが、そうではない場合もあると思いました。
・当事者の声が印象に残りました。同僚に不妊治療をしている人がいますが、やはり周囲にはあまり言っていないようです。このような現状があることを知りました。
・次年度もデータを更新して聴きたいです。
・私も不妊治療をしていましたが、やってみて通院の大変さや夫との意見の違いなど、大変なことがたくさんありました。若い時から妊娠・出産・不妊等について男女ともに正しい知識を身に付けていく必要があると感じました。
・私自身、不妊治療の経験があり、現在不妊治療を行なっている医療機関で働いています。講演を聞いて私自身心が救われたような気持になったと同時に、これから患者のサポートをがんばりたいとあらためて思うことができました。
・仕事で不妊患者に対し、どのような配慮が必要なのか気づくことができた。
・患者側の感じ方、不安や思いを理解することができた。先生の実体験を聴けて良かった。
・当事者だからこその想いのこもったお話で、ひびきました。