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WEBセミナー 【両立】多様な「ちがい」を受容するために

働きたい・産みたいの両立のために必要なこと

働く、産むの両立できる社会、企業とは何か。妊娠や不妊の現状と課題を知っていただき、今何が求められていて、何ができるのかを考えるきっかけを提供しました。

主催:(株)電通 人事局 厚生業務部

開催日:2020年9月29日(火)

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担当者の感想

WEBセミナー 【両立】多様な「ちがい」を受容するために~女性から始まるダイバーシティ~で Fine理事長 松本が講演させていただきました。
セミナーは、ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー 天野 馨南子氏による「女性が働き続けるということ」を皮切りに、松本による「働きたい・産みたいの両立のために必要なこと」、最後にトレンドウォッチャー / 大人ライフプロデューサー くどう みやこ氏による「多様な視点で女性を考える」の3部構成で実施されました。
天野氏と松本からは、女性・男性ともに直面する妊娠・出産、不妊、介護とキャリアとの両立について、当事者本人と管理職が知っておきたい内容について体験談を交えながらの講演でした。くどう氏からは、生き方の多様性として、子どもを持たないカップルへの意識が薄い現状への情報提供でした。確かに、日本社会は「仕事と育児の両立」、「仕事と不妊治療の両立」に対して問題意識を持ち社会的議論と対策も進みつつあります。では子どもを持たないカップルに対してはどうなのか?という問いで、多様性の本質を考えるきっかけを提供してくださいました。

松本が発表した「働きたい・産みたいの両立のために必要なこと」の中では、不妊の定義や体外受精で生まれる子どもの数などをクイズ形式で情報提供しました。参加者の中には、妊娠や不妊について全く知らなかった、一つもクイズに答えられなかった、とご自身の情報不足に驚かれた方も多くいらっしゃいました。また、現場で起こっているプレ・マタニティハラスメントにも、知識も理解もこれほどまでに不足しているのかと驚き、もっと多くの方に現状を知ってもらいたいと感想をくださった参加者もいらっしゃいました。管理職の方からは、人それぞれが個人の事情をかかえて仕事をしているという多様な視点を持つことが非常に重要だと感じたとの声もいただきました。

当日は、男性、女性ともに若い社員から管理職まで幅広い世代、そして幅広い立場の方々にご参加いただきました。皆さま、ダイバーシティや女性活躍、多様な生き方、ライフ&キャリアプラン、管理職として理解すべき内容など、さまざまな観点からご興味をもってくださったようでした。

不妊に限らず、全ての人がそれぞれの事情を抱えながら働いている事実を正しく知って、考えるきっかけになれば幸いです。

業務がお忙しい中、ご参加くださった皆さまに感謝申し上げます。
(担当:野曽原/Fineスタッフ)


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Fine (2020年11月20日)

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