担当者の感想
オリンパス株式会社様の3月8日の国際女性デーの社内イベントで、女性活躍に関する講演に登壇しました。今回「不妊治療との両立に悩む従業員もいるため、正しい不妊治療の実情について理解を促進し、仕事と両立できる職場づくりを目指したいと考えています」とお声がけをいただき、不妊治療にスポットを当ててくださることをありがたく思いました。それもそのはず、オリンパスさんといえば、医療機器を作っていらっしゃる会社で、もちろん不妊治療に使われている機器も数多くあります。つまり、私たち当事者が日ごろから病院でとてもお世話になっている会社ということです。中でも、2019年にリリースされた精子判別補助AIの開発により顕微授精作業の負荷軽減と均質化のニュースは記憶に新しいところです。このように、会社の事業として不妊治療へのお取り組みもあることからご理解もあり、不妊治療休暇も設けてくださっているそうです。Fineのアンケート調査では、不妊治療に対して会社のサポートがある割合は、まだわずか6%程度であり、残念ながら十分とは言えません。そのような状況にありながら、社内で不妊治療に対する理解と仕事との両立が進むようにと今回の講演にお声がけをいただけたことは、心からありがたく、嬉しく思いました。
オンライン講演だったため、実際に皆さまにお目にかかることはかなわなかったのですが、チャットを使って皆さまからご意見やご質問をいただいたり、講演の中ではクイズ形式のやり取りをさせていただいたりしましたが、皆さま積極的にご参加くださって、嬉しく思いました。
こうした機会を通して、不妊治療について社内での周知がより進み、望む人が仕事と不妊治療の両立をさらにしやすくなることを願っています。今回の私の講演が少しでもそのきっかけとなったらとても嬉しく思います。ご担当の女性チームの皆さまには大変お世話になり、ありがとうございました。
(担当:松本亜樹子/Fineスタッフ)