担当者の感想

堺市子ども育成課主催の「不妊症・不育症で悩まれている方の交流会」で進行役を務めさせていただきました。
この交流会は通常年2回開催されていますが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となっていました。今年は感染対策を万全に行ない、ソーシャルディスタンスをとりながらの開催となりました。心待ちにしていた参加者のみなさんで、日ごろ話せないことや聞けないことなど自由に話をスタートしました。次第に緊張も解けていき、場が和んで笑顔も見えました。今回は中盤にお時間をいただき、「アンガーマネジメント」について話をさせていただきました。イライラや怒りを感じること、身近な人を責めたり、自分を責めたりなど治療中が故に起こるイレギュラーな心の仕組みについてお話ししました。参加者のみなさんから、「うん、うん、ある、ある」と共感いただき、話も弾みました。その後も、自分の今の状況や治療のステップアップ、病院選び、仕事と治療の両立の難しさなど話題が広がり、予定時間があっという間に過ぎてしまいました。

堺市子ども育成課では、年2回の交流会、年12回の不妊症・不育症相談会を企画されています。コロナ禍で気軽に人と会うことや話をする機会が減少しており、このような交流会は大変貴重で有意義な場と感じています。不妊治療がもたらす課題についてご理解いただき、積極的なサポートを継続していただき感謝いたします。当日の資料や準備までお世話になり、あらためてお礼を申し上げたいと思います。
（担当：長谷川 陽子 ／Fine公認 不妊ピア・カウンセラー）