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管理職向けマネジメントセミナー(Teamsでのオンラインセミナー)

育児・介護・不妊治療など、事情を抱える部下のマネジメント

育児・介護・不妊治療などと仕事を両立している社員増加の背景、両立に関する現状、管理職としての職場対応のポイントについてお話をしました。

主催:株式会社カカクコム

開催日:第1回 2021年12月9日(木)、第2回 2021年12月14日(火)

担当者の感想

Fineでは、不妊治療支援を通じた更なる女性活躍推進について「制度導入促進ガイド」を発行し公開しています。それをダウンロードいただいた株式会社カカクコム様のご担当の方より、不妊治療だけでなく、さまざまな家庭の事情と仕事の両立が必要な社員が増えてきたことから、両立への理解を促進するための管理職向けセミナーを開催いただけないかとFineにお声がけがありました。そこで、2021年12月9日 13:00~15:00と12月14日 15:00~17:00に、「育児・介護・不妊治療など、事情を抱える部下のマネジメントセミナー」をオンラインで実施しました。本セミナーは管理職向けの必須セミナーで、2日間のいずれかを受講するかたちになっており、第1回、第2回あわせて計200名程度の管理職の方々にご参加いただきました。

同社では7月に「仕事と不妊治療の両立」に関する従業員アンケートを実施されたところ、想定していたよりも従業員のニーズが高いことがわかったため、これからは育児、介護とあわせて不妊治療と仕事との両立に関して会社として対応していくことが必要で、それには管理職への理解促進が重要であると考えたことが今回のセミナーを開催するきっかけだったそうです。
仕事との両立というと育児や介護という企業さまが多い中で、そこに不妊治療を加えてくださったこと、管理職の必須セミナーとしてくださったことを当事者としてうれしく思いました。

セミナーでは、まず、育児・介護・不妊治療などと仕事の両立が必要な社員が増加している背景、次に両立に関する現状と課題をお伝えしました。不妊治療に関しては、まだ具体的に知らない方が多いということから、不妊や不妊治療についての基礎知識と、当事者が抱える4つの負担について説明し、Fineが実施したアンケート調査の結果のデータを用いながら、仕事と不妊治療の両立に関する現状と課題についてなどを丁寧にお伝えしました。

セミナーの最後では、両立支援においては職場の理解やコミュニケーションが大事であることや、今回は管理職向けの研修でしたので、ダイバーシティ&インクルージョン実現のための職場づくりのポイントや職場で対応する際に必要な視点についてなど、私の体験談や事例、ケーススタディを踏まえてお伝えしました。参加者の方々には、積極的にワークやケーススタディに参加いただき、私と双方向のやり取りもできました。アンケートでは、ありがたいコメントをたくさんいただきました。

最後に、ご担当くださった楠本様と山田様には、準備段階から当日の運営まで大変お世話になり、ありがとうございました。あらためまして、このような機会をいただけましたことに感謝申し上げるとともに、両立しながら仕事をしている社員が活躍できる組織・企業が増えていくことを心から願っております。
(担当:永池 明日香/Fineスタッフ)

<ご参加者の感想(抜粋)>

・不妊治療のステップとそれに伴う負担や、通院の情報を把握することができた。また、事情を抱えるメンバーへの接し方として、本人とのすり合わせを経て本人・チーム全体の希望とのマッチ具合を確認することがより重要であることが理解できた。
・不妊治療に関して、そこまで詳しくは知らなかったので、詳しく知ることができてよかった。予定が不定期になりがちなことや日程調整の難しさもよくわかった。
・知識のなかった領域の理解が深まり、知識量が増えたことによって対応に幅が持てると感じる
・実際に部下から相談された時のシミュレーションができたことで、心構えができた。自分が答えようと思っていた内容が間違っていなかったので、自信がついた。
・特に介護、不妊治療についてなんとなく知っていたことが具体的に理解でき、知ることの重要性をあらためて認識した。
・事前の相談や相談できる環境醸成の重要性を感じた。

Fine (2022年1月26日)

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