ダイバーシティ&インクルージョンのために~知ってほしい不妊・不妊当事者の現状~
不妊や不妊治療の基礎的知識に加え、不妊の現状と当事者の課題、また、仕事と不妊治療の両立のために必要なことを、アンケート等の結果を踏まえてお伝えしました。
主催:国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター 森林管理部 労務課 企画係
開催日:2022年2月2日(水)
担当者の感想
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター様からご依頼をいただき、ダイバーシティ研修として不妊治療と仕事の両立についての研修を行ないました。森林整備センター様では、不妊治療休暇を令和4年1月1日から新設される予定であるため、不妊治療者に対する職場内の理解を深めたいとのことで、ご依頼をいただきました。
当日は、神奈川県川崎市の森林整備センターにお伺いし、新型コロナウイルスの感染対策に十分配慮しながら講演しました。同センター内では2つの会場に分かれて合計約60名の方が、オンラインでは全国の森林整備センター事務所を結び、多くの会場の皆さまがご参加くださいました。研修では「不妊や不妊治療の現状・基礎知識」「不妊当事者の4つの課題」、「仕事と不妊治療の両立の課題」、「両立のために必要なこと」などを、クイズ形式やFineの実施した当事者アンケートの結果の数値を交えてお伝えし、実践的なケーススタディや国の動きなどについても触れました。随所に織り交ぜたクイズではペアワークをしていただいたのですが、皆さま熱心にご参加くださり、ディスカッションも真剣にしてくださって、とてもうれしく思いました。また、質疑応答の時間も設け、「今治療を行なっているのは何歳ぐらいの方が最も多いのか」「男性不妊の方にできるサポートはどのようなものがあるのか」など、当事者の視点に寄り添ったご質問もいただき、感激いたしました。不妊や不妊治療はどうしても、一見「他人事」と思われがちですが、意外と身近に当事者がいる場合も多いという認識をお持ちいただき、このように全社で理解しようと取り組んでくださることに、当事者の一人としてありがたく感じました。
ご担当の江川様には事前のお打ち合わせから当日まで、大変お世話になりました。このような貴重な機会をいただきましたこと、心から感謝しています。
(担当:松本亜樹子 / Fine スタッフ)